マンナビゲーションとは歩行者を出発地点から目的地まで導くことを言います。主にGPSなどの測位技術を利用できるスマートフォンで、電子地図を内蔵したナビゲーションアプリを使い、歩行者を現在位置から目的地までの歩行経路を案内するサービスや技術のことを示す場合もあります。
例えば、外国人観光客向けの観光施設内アプリケーションや、身体障害者や高齢者向けのバリアフリールートを案内するアプリケーションなどがあります。また、ビーコン(Beacon)やRFID、Wi-Fi、自律航法(PDR: Pedestrian Dead Reckoning)など、屋内で歩行者の現在位置を取得する屋内測位技術が開発され、屋内ナビゲーションも実現しています。
近年、「歩きスマホ」と呼ばれている、スマートフォンを見ながら歩行することを原因とする事故が増加傾向にあり、社会問題となっています。歩きスマホを防止し、安全に目的地まで案内するサービスや技術の開発が課題となっています。
(2021年12月13日 更新)
(2015年11月18日 初稿)