太田守重(国際航業フェロー)
2018年3月19日の午前中、国際航業の市谷本社に、ノルウェー科学技術大学 (NTNU) の学生約50人が、引率の教授2人とともに、訪れました。これは、昨年ワシントンで開催された国際地図学会のコンファレンスのおりに、同大学の教授であり、今回の訪問の引率者の一人でもあるTerje Midtbø先生から要請されたことに端を発するものです。そして、つつがなく実行することができたのは、さまざまな方々のご支援あってのことでした。
NTNUはノルウェーを代表する理工系の大学であり、国際航業の技術者が、普段自らが関わっている仕事について英語で議論するよい機会になりました。さらに、国際航業の顧問である、日本地図学会会長 森田喬先生から、2019年夏に開催される国際地図学会東京コンファレンスの紹介も行われました。全体の司会は太田が務めました。それぞれの発表に対し、参加者から積極的な質問があり、和やかな雰囲気の中で会を終えることができました。
当日、行われた発表は以下の通りです。
1.国際航業における地理空間データの取得とサービス(小田三千夫)
Geospatial Data Acquisition and Services at Kokusai Kogyo Co. (KKC)
Michio Oda, Geospatial Technology department
2.GENAVISのアプリケーションプログラミングインタフェース(茂木隆)
Introduction to GENAVIS Application Programming Interface (API)
Takashi Mogi, Geospatial information services department
3.ウクライナとパプアニューギニアへの技術支援プロジェクト(岡田泰征)
Technical Cooperation Projects for Ukraine and Papua New Guinea
Yasuyuki Okada, International Consulting Department.
4.屋内外のシームレスな位置情報サービスの紹介(田端謙一)
Introduction to Indoor-Outdoor Seamless Positioning Service
Ken-ichi Tabata, Business Development Headquarters
5.再生可能エネルギー事業について(川畑友実)
Renewable Energy Business
Tomomi Kawabata, Energy Business Promotion Department
6.第29回国際地図学会東京大会の紹介(森田喬)
Invitation to the 29th International Cartographic Conference 2019 Tokyo
Takashi Morita, President of Japanese Cartographers Association, Prof. Emeritus of Hosei University, Technical advisor of Kokusai Kogyo
なお、NTNUは日本財団との間で、海洋開発分野での協力に関する覚書を締結しており、今回の訪問団は、同財団が支援して、国際航業以外にも様々な企業や政府の研究機関を訪問するとのことでした。