座標変換

今日、日本の公共測量で標準的に使われている測地原子は JGD 2011ですが、これは、2011年3月に起きた東日本大震災によって、日本経緯度原点の位置と、日本水準原点の標高が移動したことから、新たに測地原子を定めたことによってできた座標参照系です。それ以前は JGD 2000 が使用されてきました。そこで、国土地理院は JGD 2000 の座標をJGD 2011の座標にするプログラムを用意していますが、このような座標操作は座標変換と呼ばれます。

[参考文献]
ISO 19111:2007 Geographic information – Spatial referencing by coordinates

(2019年09月04日 初稿)

English

Coordinate transformation

定義

座標変換とは、測地原子が異なるものの、座標系が同じ座標参照系への、座標操作を指します。