電子基準点

電子基準点は、GNSSで座標算出している基準点で全国の測量基準点の最も骨格となるものです。

電子基準点は、GNSSからの電波を常時受信し、観測データはリアルタイムに中央局に送信され、世界測地系の座標値を算出します。全国の電子基準点網と中央局からなるシステムは、GEONET(GNSS Earth Observation Network System)と呼ばれ、国土地理院が運用しています。

利用例1:高精度な位置計測
電子基準点は、数cmの精度で観測が可能です。測量基準点としての利用の他、地殻変動観測にも利用されています。東日本大震災では、地震による日本列島の歪の観測が行われています。

利用例2:情報化施工
GNSSのみでは十数mの誤差が生じます。GEONETを利用した民間の位置情報支援サービスでは、誤差を補正するための位置情報を提供しています。この位置情報を用いる事により高精度な測定が可能です。測量から施工まで情報を一元管理する土木工事の情報化施工にも利用されています。

電子基準点

(2017年10月30日 初稿)

English

GPS-based Control Station

定義

電子基準点は、GNSS(衛星測位システム)を利用して正確にリアルタイムに位置を観測する基準点です。概ね20~30km間隔に、全国約1,300点設置されています。全国の測量基準点の最も骨格となる基準点で、各種測量や地形図作成をはじめ、地殻変動観測、農業・建設用機械の自動走行支援など幅広い分野で利用されています。