標定点測量

標定点測量で測量する対象は、空中写真測量近接写真測量標定で用いられる標定点です。標定点測量は、標定点の選点後もしくは標識を撮影前に設置する作業に続き行われます。標定点測量に求められる位置情報(精度や座標系の種類)は、写真測量に求められる精度、目的によって決定され、多岐にわたります。

公共測量における地形図作成のための標定点測量では、地形図縮尺(地図情報レベル)により要求される精度は異なります。縮尺1/1,000以上では、水平位置、標高の精度がともに10cm以内、縮尺1/2,500~1/5,000ではともに20cm以内など、縮尺毎に精度が決められています。

測量方法は、基準点測量に準じて行われ、視通不要の特徴を持ち水平位置と標高を同時に得られるGNSSを用いて行うことが多くなっています。基準点測量における精度の制限は、等級にかかわらず水平位置、標高で、それぞれ10cm以内、20cm以内です。このため1/1,000以上の縮尺の地図では、標高に関しては基準点測量では制限内でも、標定点測量の制限を越えていることがあるため注意が必要になります。

このような場合も含め、標定点測量は水平位置と標高を別々の基準点測量水準測量の方法で行うこと、また水平位置と標高の標定点を別々に設置し、それぞれ標定点測量を行うことも可能です。水平位置のみを対象とした場合、最近ではネットワーク型RTK法の単点観測法が利用できます。標高のための標定点測量は、通常、簡易水準測量で行われます。

参考文献
・「作業規定の準則」 一部改正 平成25年3月29 日 国土交通省告示第286 号

English

control survey for photogrammetry

定義

標定点測量は、空中写真測量や近接写真測量において、写真に明瞭に写っている道路の白線や構造物の角、又は予め写真に写るように設置した標識など、標定に用いる標定点の位置を求める測量のことです。一般的に、標定点の位置は水平位置と標高ですが、独自の座標系に基づく場合もあります。