位置情報を利用したアプリやサービスを構築して利用者に提供する場合、「現在位置をマップ上に表示する」「現在位置付近の店舗情報等を取得する」「現在位置から目的地までの経路をマップ上に表示する」などの機能を実装する必要があります。これらの機能を一から実装するには相応の開発量とコストが掛かりますが、予めこれらの機能を保有する企業がアプリやサービスの開発者に機能を提供するものがLBSプラットフォームです。
具体例として、インターネットの地図サービスがあります。インターネットの地図サービスは、地図を表示したり、現在位置をマップ上に表示する機能などをインターネット経由でアプリやサービスの開発者に提供しています。それにより、アプリやサービスの開発者は簡易に位置情報サービスを構築することが可能となりますが、提供者(=プラットフォーム事業者)に利用料を支払うことが必要になる場合もあります。
LBSプラットフォームが存在することで、私たちにとってインターネットや携帯電話・スマートフォン上で地図や位置情報を利用することが身近になりました。店舗や施設を紹介するインターネットのサイトでは、LBSプラットフォームが提供する地図表示機能を用いて店舗や施設の場所を紹介しています。私たちはそのページを印刷したり、携帯電話・スマートフォン上で閲覧することで迷うことなく店舗や施設まで移動することが出来ます。
(2014年12月25日 初稿)