緑の実態調査は、大都市部の自治体で概ね5年毎に実施しているもので、上空から見たみどり(樹木地、草地、農地、屋上緑化、水面など)の割合を空中写真を使用して調べたり、樹木・樹林・接道部緑化・壁面緑化などについて現地調査や既往資料により調査し、みどりの現況を把握するものです。
得られた調査結果は、町丁目別・地区別・土地利用別・用途地域別などに分析し、より詳細な分布特性を把握するとともに、過去の調査結果と比較しみどりの推移を把握します。それらの調査結果は、緑の基本計画の策定等にあたって、これまでの緑化施策の効果や今後の課題を抽出するための基礎資料として用いられます。
現地調査や既往資料調査の項目は調査主体によって異なりますが、住民アンケート調査結果によるみどりに関する住民の意向調査や、人の目線からみたみどりの量の調査(緑視率調査)などを含む場合もあります。
(2016年11月02日 初稿)