環境調査

環境調査とは、私たちが普段活動している空間を取り巻く大気や音(騒音)、水といったもの(一般に生活環境といいます)や、森林等にすむ動物・植物といったもの(一般に自然環境といいます)、さらに街並みや自然の風景といった景観など、多種多様な環境に係る項目について、測定機器を用いたり、調査員が現場で観察したり、文献資料を調査したりして、その場の現状(環境)を把握することです。

例えば、生活環境の代表的なものの一つとして、“騒音”が挙げられます。騒音は、道路や線路、建設作業現場、工場等から発生します。その近くの人が生活する場において、これらから発生する音の大きさを騒音計などの機器を用いて測定します。また、この結果を国や地方自治体等が定めている環境基準や規制基準等と比較し、超過する場合は防音壁の設置などの生活環境を快適に保つための対策について検討を行います。
(写真:幹線道路沿道での騒音調査状況)
自然環境といわれる、身近な公園から山奥まで、様々な場所で生活する動物や植物については、望遠鏡等を使った観察や、動物の糞や足跡、植物などを見つけだす調査、過去の調査結果が記載された文献資料の調査などを行って、何がいるか、どこで繁殖しているのかなどを把握します。また、その場所が工事などで改変される場合には、移植などの自然環境を保つための対策について検討を行います。
(写真:望遠鏡を使った鳥類調査状況)

わが国では、各種規制やエコカーに代表される環境技術の進展などにより高度成長期の公害問題はほぼ克服されていますが、幹線道路沿いの騒音などの身近な問題はまだ残っています。また、近年は多様な自然環境の保全や再生が注目される一方で、外来生物の増殖や野生動物による農業被害等も問題となっています。環境調査は、私たちが直面するこれらの問題を解決するための第一歩となります。

幹線道路沿道での騒音調査状況(撮影年:平成25年)

望遠鏡を使った鳥類調査状況(撮影年:平成23年)

English

Environmental Research

定義

環境調査は、私たちが快適に暮らすための生活環境や共存・共生が必要な自然環境を保全することを目的として、環境の現状を把握するものです。