子午線・平行圏・卯酉線

方角を十二支の動物で表していた時代、真北を「子(ね)」として時計回りに十二支を配置し、東を卯、南を午、西を酉としていました。極軸と点Pを含む平面で切ったときの切り口の線は、地球表面の南北を結ぶ線となったため、子午線と名付けられました。なお、経度の基準となるイギリス・ロンドン郊外にある旧グリニッジ天文台跡を通る子午線は本初子午線と呼ばれています。また、点Pを通る子午線を含む平面に垂直で,かつ点Pにおける地球楕円体の法線を含む平面で切ったときの切り口の線は、点Pを通る子午線と直交し、東西を結ぶ線となったため、卯酉線と名付けられました。

いっぽう、極軸に直行する平面で切ったときの切り口の線を平行圏と呼び、地球中心を含む切り口の線を赤道と呼ばれ、平行圏は赤道と平行になります。赤道は卯酉線ですが、赤道以外の平行圏は卯酉線とはなりません。なお、同一経度の地点を結んだ経線は子午線に、同一緯度の地点を結んだ緯線は平行圏に一致します。

(2015年11月18日 初稿)

English

Meridian・parallel of latitude・prime vertical

定義

子午線、平行圏、卯酉線は、ともに地球楕円体を平面で切ったときの切り口の地球表面に沿った線です。ある点Pにおける子午線は、南北両極を結ぶ直線(極軸といいます)と点Pを含む平面で切ったときの線で、楕円になります。平行圏は、点Pを含み、極軸に直交する平面で切ったときの切り口の線で、円になります。卯酉線は、点Pを通る子午線を含む平面に垂直で,かつ点Pにおける地球楕円体面の法線を含む平面で切ったときの切り口の線で、楕円になります。