VR

VRによって、「現実には存在しない世界や、現実ではあるが自分の目で見ることのできない世界、例えば原子レベルのミクロな世界や、宇宙レベルのマクロな世界、過去や未来人工的に作り出し、人間の五感のうちのいくつかを刺激してまるで現実世界であるかのように感じさせることができます(曽山、1992)」。

VRは、コンピュータが作り出す環境として「対象者にとって自然な三次元空間であること、対象者がその世界に働きかけることができること、その世界が対象者の位置や動きに反応できること(舘、2004)。」の3つの要素を満たしていることが必要とされています。

VRは様々な分野で活用・研究が進んでいます。ゲームの分野では視界を覆うヘッドセットや音響効果を与えるためのヘッドホン、手の感覚を認識するグローブ、体の動きや振動の感知ができゲーム内で起こった衝撃や振動の伝達をする衣服等を装着することで、ゲームの世界を全身で体験することができます。
また、医療分野では「認知行動療法として高所恐怖症などを持つ患者に対して、VRによって感情をコントロールする方法の指導(宮ら、2012)。」や教育や観光分野では「様々な職業のトレーニングやバーチャル校外学習、観光のプロモーションのためにVRを用いて観光の疑似体験(Carson、2015)。」にも活用されています。

参考文献
電子技術研究所 情報制御G 曽山豊(1992):バーチャルリアリティーとは? 引用日2015年7月30日
舘暲(2004):文部科学省 第3章 文化資源の公開と利用 ―人口現実感―, 引用日2015年9月25日
・宮ら(2012): 高所恐怖症克服支援を目的とする簡易な背面投影ドームスクリーンVR システムの試作, Journal of Life Support Engineering Vol. 24 (2012) No. 4 p. 194-200 引用日2015年9月25日
Erin Carson/石橋啓一郎:訳:仮想現実はゲームだけではない—VRを活用する9つの業界(2015/3/25) 引用日2015年7月3日

(2015年11月16日 初稿)

English

Virtual Reality

定義

VR(Virtual Reality:バーチャルリアリティ)は、コンピューターグラフィックスや音響技術などを利用して、人工的に現実感を作り出す技術のことです。日本語では、「仮想現実」「人工現実感」と言われることもあります。