衛星で被災地の瓦礫の分布を見る

災害救助から復旧・復興に移る段階で、津波被害で生じた膨大な瓦礫の処理は大きな課題となります。今回の震災では、非常に広範囲に大量の瓦礫が発生しているため、その除去を計画的・効率的に行ううえで、当初の分布状況の把握と撤去状況のモニタリングが必要と思われます。この例は、超高分解能衛星GeoEye-1の画像から、画像処理により瓦礫の分布範囲(赤色の領域)を抽出したものです。これを定期的に行うことで、的確な瓦礫除去に寄与できると考えています。

☆陸前高田市木材瓦礫の分布状況

撮影日:2011年3月13日 空間分解能:50cm