相関分析

相関分析とは、複数のデータ(通常は2つのデータ)間における相関の強さを数値で表す方法であり、その数値により、「相関がある」、「相関が強い」の様な判定をします。

相関の強さは「―1~1」の範囲で表現します。1に近い程「正の相関」が強く、-1に近い程「負の相関」が強いということになります。また「0」に近い程、相関が弱くなり無関係に近くづくことになります。

例えば、スーパーで売られている商品の相関を調べる場合、「Aの商品が売れるとBの商品も売れる」という場合、これは「AとBで正の相関が強い(相関係数が1に近い)」と言います。「Aの商品が売れなくなると、Bの商品も売れなくなる」という場合も同様です。

一方、「Aの商品が売れるとBの商品は売れなくなる」という場合、これは「AとBで負の相関」が強い(相関係数が-1に近い)」と言います。「Aの商品が売れなくなると、Bの商品が売れる」という場合も同様です。
この様に相関分析は商品の販売計画や売上げ予測に役立ちます。

相関分析は、ビジネスにおいてもよく用いられている統計解析手法です。エクセル等の一般的な表計算ソフトには、相関分析を行うためのツールが準備されています。

「2つのデータの相関を知りたい」といった時に、統計学にそれほど精通していない人でも、エクセルなどツールを活用して相関分析を行い、相関の強さを明らかにすることができます。

(2017年8月18日 初稿)

English

Correlation Analysis

定義

相関分析とは統計解析の手法の1つであり、複数のデータにおける相関の強さを数値で表す方法です。相関の強さを表す数値は「相関係数」と言い、「-1~1」の範囲で表現します。1に近い程「正の相関」が強く、-1に近い程「負の相関」が強いということになります。また0に近い程相関が弱くなり、無関係に近くづくことになります。