「生涯活躍のまち(日本版CCRC)」構想は、「生涯活躍のまち」構想(中間報告)(案)として、まち・ひと・しごと創生本部の日本版CCRC構想有識者会議(第8回:平成27年8月25日)において中間報告がされました。
それによると、「生涯活躍のまち(日本版CCRC)」構想が目指すものとして、「東京圏をはじめとする地域の高齢者が、希望に応じ地方や「まちなか」に移り住み、地域住民や多世代と交流しながら健康でアクティブな生活を送り、必要に応じて医療・介護を受けることができるような地域づくり」が示されています。
また、本構想の意義として、①高齢者の希望の実現、②地方へのひとの流れの推進、③東京圏の高齢化問題への対応、の3つの点が挙げられています。
この構想の特徴は、単なる高齢者の移住ということではなく、健康なときから移住して、仕事・社会活動・生涯学習などにキャリアを活かした支える側として積極的に参加することと、それらの活動を通じて地域に溶け込み多世代と交流することを目指しているということです。
今後さらに各界の意見や地方の動向等を踏まえ有識者会議において検討され、最終報告がまとめられる予定です。
参考文献
・日本版CCRC構想有識者会議資料(まち・ひと・しごと創生本部)
・「生涯活躍のまち」構想(中間報告)(案)
(2015年11月18日 初稿)