ウィンドファームとは、風によりプロペラが回ることで電気を生み出す風力発電施設を複数基配置した発電所を言います。ウィンドファームとすることで、主に以下の4つの効果が期待できます。
①場所により微妙に変化する特徴を持つ風を面的に受け止めることで、より安定的に電気を生み出すことができます。
②風力発電施設を1基で配置するよりも、生み出す電気の量が多くなります。
③複数の風力発電施設を同時に建設することができるので、建設に必要な時間が短くなります。
④風力発電施設は、風力発電機だけでなく、変電所、運転監視施設、送電ケーブル等の周辺施設も含めて構成されており、ウィンドファームとすることでこれら周辺施設を集約することができます。
結果として、1基当りの電気を生み出すために必要なコストを安くできるので、事業性が良くなると言われています。ただし、ウィンドファームにするためには、1基配置することに比べてとても広いスペースが必要であり、それだけの広さを確保できるかが問題となります。さらには、多くの風力発電施設の建設による自然環境や私たちの生活への影響も考えられるため、建設する際は注意が必要です。
(2016年11月11日 初稿)