特集005—いろいろな地図
上空から海底までの立体表現地図 ELSAMAP


ELSAMAP(エルザマップ:Elevation and Slope Angle Map、 技術名称としては「カラー標高傾斜図」,特許第 4771459 号)は、標高データを対象とした「地形」を表現することを目的としたものであるが、格子点上に値を持ったデータであれば標高データに限らず表現することができる
ここでは気象予測モデルによって計算された海面更正気圧の GPV(Grid Point Value)と呼ばれる格子点データ(メソ客観解析:気象庁提供)をELSAMAPの技術を使って表現した。作成した図のグレースケールは気圧傾度に対応し、色相には上空 850hPa(1500m) の気温を青~赤の配色で示した。

2015年8月6 ~ 7日に開催された日本地図学会定期大会における「地図展優秀賞選定」※1 において、国際航業が出展した地図が優秀賞を受賞しました。

※1 「地図展優秀賞選定」は、日本地図学会が「優秀地図の発掘、ならびに日本の地図作製技術向上の一助となり、また質の高い優秀地図を国際地図展に出展すること」を目指して、2008 年度から実施しているものです。試作品を含む紙地図を対象に、「地図作製の企画及び作製技術の面で優れている」と認められる地図が、定期大会に参加された会員の投票により3点選定され、優秀賞として表彰されます。